与党と野党とは?違いや基本的なことを簡単解説!

国会や政治の話になると必ずでてくるワード与党(よとう)野党(やとう

この2つの違いや意味を今さら聞けないぃぃ~っ!と思ってるあなたにめちゃくちゃわかりやすく簡単に解説します。

与党とは?野党とは?

今の日本の与党は「自民党」になります。つまり政権をにぎっている政党ですね。国を実際に運営して総理大臣は与党から選ばれます。

そして「立憲民主党」「国民民主党」「維新」などなど、自民以外の政党が野党と言われます。

ただし、与党は1つとは限りません。

自民党も公明党を連携を汲んでいるよね。

公明党ってそんなに支持率高くないのになんでだろう

自民党と公明党のように、2つ以上の政党が一緒に与党になっていることを連立政権といいます。その場合第1与党が自民党、第2与党は公明党と言います。

連立政権のメリット・デメリットは?

連立政権をくむメリットは、公明党のように少数の政党でも政権に加わることができます。例えば内閣の大臣、国土交通省は公明党から選ばれていますよね。

あとは一党独裁にならずにすむということかもしれません。

デメリットとしては公約が違う政党同士だと、なかなか思ったように法律や憲法の改正や施行ができないこともあります。

自公連立いつから?

1999年小渕恵三首相内閣のときに、自由民主党と公明党が連立をしました。その時からすでに20年以上の連立の関係となっています。

与党と野党はどうやって決める?

政権をにぎれる与党になるには衆議院選挙で過半数の議席をとらなければなりません。ちなみに総理大臣を選ぶとき衆議院の意見が優先されるよね。

2021年の衆議院選挙では自民党が261と、過半数以上の議席をとり与党を守り抜きました。次に議席の多かったのは立憲民主党(立民)で96議席でした。この数字を見ると、自民党はとても強い政党だということがわかります。

では与党と野党の役割や仕事は何が違うのかを見てみよう!

与党と野党の役割

与党・野党は国会で色々な話合いをしますが、それぞれ役割があります。

与党さんの役割

野党さんの役割

野党が提出できる 内閣不信任案 とは、与党が運営する内閣に対して「もう信用ならない!お前ら解散してくれー!」という提案をすることです。

しかし、この内閣不信任案が通ることはほとんどありません。

なぜなら衆議院で過半数の賛成がないと通らず、元々与党は数が多いので結局多数決では内閣不信任案が否決されてしまうからです。

でも過去に4回だけ内閣不信任案が通ったこともあるんですよ。もし内閣不信任案が通れば10日以内に衆議院を解散するか、総辞職をしなければなりません。

内閣不信任過去に通ったことある?

野党が内閣不信任を提出してもなかなか通ることはありません。もともと数で与党に圧倒されているので出すことに意味があるのか?とも言われています。

ですが過去に4回だけ内閣不信任が可決されたことがあります。

1948年53年の吉田茂内閣、1980年の太平正芳内閣、1993年の宮沢喜一内閣です。このとき、与党議員が何人か採択を欠席したことが原因になります。

他にも与党議員の中から造反者が出たりすると可決されることがあります。元自民党議員だった小沢一郎氏がそれにあたります。

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