住民税って誰に?いくら?なぜ?いまだにわかってない人への解説

国が「非課税所得には給付金をあげるよ~」と言い出してから、どうやら非課税所得とは住民税に大きく関係するらしいと知った人が多くいるかもしれません。

→ 【非課税世帯】ってどんな人?年収や条件や方法は?

そもそも住民税ってなに?誰がどんな目的で支払う税金なの?からくわしく解説します。

住民税とは?

住民税(じゅうみんぜい)とは、字のとおり住んでいる民にかかる税金です。つまり住んでいる町に支払うお金です。

住むための税金ってなると赤ちゃんから老人までもが当てはまりますが、もちろん全員にこの税金がかかるわけではありません。

そこに住んでいる人の稼ぎによって税金をおさめる・おさめなくていいが決まります。

住民税は何に使われる?

おさめられた住民税はその市が自由に使い道を決めることができます。たとえば、古くなった道路を綺麗にしたり信号機を増やしたり、公園や施設をつくったりなどです。

もし住民が少なかったり住民税を支払わなくてもいい高齢者だらけの町だと、なかなか公共施設やサービスが行き届かなくなったりして活発化しなくなってきますよね。

住民税はいつから支払う?

学校を卒業し、社会人になった人達はいつから住民税を支払うことになるのか不安になるかと思います。サラリーマンなど会社から給料をもらっている人は、あらかじめ住民税を天引きされますが社会人1年目の人は住民税が引かれません。

2年目からお給料から天引きされることになります。

ただし、社会人になる前年にアルバイトなどで一定の稼ぎを超えていれば1年目から住民税がかかってきます。

住民税いくら?

では自分はいったいいくらの住民税を支払わなければいけないのか?

住民税はだいたい10%と決まっています。この10%の内訳は大阪を例にすると以下になります。

市民税:8% + 府民税:2%=10%

会社員の人は給料から先に天引きして納付してくれますが、フリーランスや個人事業主などは自分で確定申告をして後から納付することになります。

住民税の計算方法

社会人1年目の住民税がないということは、前年の稼ぎがなかったということになります。なのでその1年で稼いだ給料によって。翌年納める金額が決まってくるということです。

年収 住民税
学生 1月~12月までの年収が103万円以下だった。 0円
社会人1年目 1月~12月までの年収が300万円だったが前年の年収は非課税枠だった。 0円
社会人2年目 前年の年収が300万円だったので6月から天引き開始 1万~1万3千円

社会人になったあなたが一体どのくらい住民税を納めることになるのか、市区町村によってシュミレーションができるサイトを用意しています。

「 あなたが住んでいる市 住民税シュミレーション」と検索すると出てくるので、来年6月からどのくらいの住民税が引かれるのか事前に確かめてみるのもいいかも。

住民税支払わなければどうなる?

支払いの期限を過ぎると督促状(とくそくじょう)が届きます。その内容は『支払わないとあなたの給料などを差し押さえますよ』という内容のものが書かれています。

が、実際にはすぐに差し押さえなどされず電話がかかってきたり2通目・3通目の督促状が届くことになります。

どうしても生活が苦しくて支払えない場合は、無視せずに勇気をもって電話をしてみましょう。意外と担当者の方は「こういった方法がありますよ」とアドバイスをしてくれたりします。

無視し続けると、自宅にくるので注意!

住民税を安くする方法

1番かんたんで取り組みやすいのはふるさと納税だと思います。ふるさと納税とは自分の好きな地域に寄付をすることによって、翌年度の住民税や所得税を安くすることができます。

くわしくは別の記事にて紹介しますが、寄付のお礼として返礼品がその地域から送ってもらえます。翌年度の税金を少しでも安くしたい場合、12月までにふるさと納税を活用しなければいけません。

こちらもどのくらい節税できるかのシュミレーションがあるのでぜひ!

→ ふるさと納税シュミレーションサイト



タイトルとURLをコピーしました